『この度は、なぜ弊社KDDIを志望されましたか。』
就職活動において志望動機は自己PRと並んでエントリーシート(ES)や面接の選考で必ず聞かれる質問です。しかし、これを何のヒントも無しにゼロから作成するとなると、企業研究・業界研究をしっかりしていたとしても、なかなか難しいものです。内定をもらう上での最難関事項だといっても過言ではないでしょう。逆にしっかりと論理立てた志望動機を説明できれば内定にぐっと近づきます。ここではKDDIの志望動機の内容を作成するヒントを紹介したいと思います。
KDDIに限ったことではありませんが、一般的に志望動機を作成する場合、「業界の志望動機」→「会社の志望動機」の順番で構成すると説得力が増します。その上で、各々が希望する職種(営業とか経理とか)を述べましょう。複数の通信大手から内定をもらえた私が書いた「業界の志望動機」と「KDDIの志望動機」が以下の文章です。
<なぜ通信業界を志望するのか(例文)>
『通信技術は世界を大きく変え、今では通信のない生活は考えられないほど、人と人とのコミュニケーションやビジネスにおいて利用されるようになりました。また、携帯電話やスマートフォンなど、通信には数年前には誰も想像することができなかった未来を現実に変えてしまう、大きな影響力があります。そうした通信業界で働くことによって、多くの人々に影響を与え、日々の生活を豊かにすることに貢献することができると考えました。』
『御社は、通信事業者として安定したサービスを提供するだけではなく、「au スマートバリュー」や「au ウォレット」といった新しいサービスや、通信業以外のビジネスである「じぶん銀行」の開始など、新しいサービスや技術革新に積極的であり、未知の領域へ挑戦するチャレンジ精神に充ち溢れています。御社はこの先も、時代の変化を読み取り、独自のサービスと先進的な技術を提供することで、まだ誰にも見えない、通信を通じた未来創造「Designing The Future」を実践していけると考えております。
また、御社は、子どもや高齢者が携帯電話を有益な道具として活用できるようジュニア・シニア向けのスマートフォンの開発や、「ケータイ教室」の開催などに取り組んでおり、お客様に安心して使っていただきたいという姿勢に、私は強く共感いたしました。こうしたお客様の安全まで考えている御社で働くことは、大きなやりがいにつながると思っております。』
※「Designing The Future」は私が最も好きな言葉なので、志望動機に入れました。