NTTドコモとソフトバンクではない理由

KDDI志望動機



『なぜ、NTTドコモやソフトバンクではなく、KDDIに入社したいと思いましたか』



日本国内の通信事業者は大きく分けて3社しかないため、どの会社を受けても、その他2社ではない理由を考えておく必要があります。以下、NTTドコモとソフトバンク(旧ソフトバンクモバイル)でない理由案を紹介します。ちなみに、私が受けたNTTドコモの面接では他2社ではない理由は聞かれませんでした。王者は違いますね。


<なぜNTTドコモではないのか(例文)>


NTTドコモは、国内通信分野で圧倒的なシェアを持つNTTグループの1社であり、かつ携帯電話シェアが長年国内トップであるが故に、変化を求める姿勢を取りながら現状維持で満足しており、スピード感やチャレンジ精神が少ないように思えます。事実、iPhoneの導入に際しては、ユーザーからの要望が強かったにも関わらずなかなか実現せず、解約者が多くなってきたので、仕方なく導入したように思えました。変化の激しい通信業界において、スピードが遅いと感じますし、何よりユーザーの希望ではなく、自社の都合を優先している会社だと感じました。


<なぜソフトバンクではないのか(例文)>


ソフトバンクは国内でいち早くiPhoneを導入するなど、社長の孫正義氏の先見の明とそのスピード感は目を見張るものがあると思います。しかしその一方で、かつての「通話料0円」広告など、景品表示法に抵触するような手法を繰り返しており、同社の提供するサービスは料金が安いのか高いのか良く分からず、ユーザーからの評判も良くありません。見た目は安かったとしても何か裏がありそうな不信感をユーザーに与えている会社であると思います。


※注意事項
よく新聞を読んでいる人であれば「ソフトバンクは通信革命とか言いながら、サイドビジネスでメガソーラー事業とか一体何が目的なのか分からないことをやっている」と言いたいかもしれません。しかし、実はKDDIも同じ事業を2013年にスタートしているので、うっかり発言すると墓穴を掘ります。その他、facebook出身者を引き抜いたり、FAXサービスや金融サービスに手を出したりと、最近はKDDIも幅広くサイドビジネスに投資しているので、他社(特にソフトバンク)の批判をする前に、KDDIが何をやっているのか詳しく調べてみることをお勧めします。案外、同じようなことをやっています。

また、「NTTドコモは元国営企業が母体だからKDDIの方に勢いがありそうだ」という主張も聞いたことがありますが、実はKDDIの国際通信部門(国際電話)はNTTから派生したものですので、これもうっかり発言すると墓穴を掘ります。


このように、3社比較には、地雷ワードが色々とありますので、事前にしっかりと業界研究、企業研究をしておきましょう。業界研究のヒントは、ここのページ「通信業界の研究として」で紹介しています。