新卒入社した社員の３割が３年以内に辞めるという話をよく聞きますが、KDDIの場合はどうなのでしょうか。
前述の通り、KDDIは給与水準が日本の上場企業でトップクラス、会社のネームバリューもあり、仕事も通信における上流工程に携われ、社風も穏やかであるので、離職率は極めて低いです。私の同期入社社員もほとんど辞めていません。年度によって数字が違うため、最新の数字は「就職四季報」（東洋経済新報社）などで調べてもらいたいと思いますが、間違いなく、ホワイト企業と呼べるでしょうし、世間では「高給ホワイト」とすら呼ばれています。
もちろん、とても大きな組織なので、運次第ではやりがいが少ない仕事を担当することもありますが、給与の良さが離職率の低さとなっています。逆に言うと、ここまでの年収と福利厚生を提示できる会社は、日本国内にはほとんどないと思います。
起業や外資系企業に挑戦する目的での退職は、ほとんど聞きませんが、富士通などへ引き抜かれる社員はいると聞きます。新卒で入社した大半の社員が定年退職までKDDIで働く人生を送ります。
