もしかしたら、学生さんだけではなく、中途入社や契約社員を希望する社会人の方もこのサイトを見ているかもしれませんので、その点についても少しだけ触れておきます。
新卒採用ほどの人数規模ではありませんが、中途採用(キャリア採用)も毎年定期的に行われており、キャリア採用専用のサイトも開設されています。採用試験は、例年、夏に集中的に行われているようです。景気次第で中途採用者の数は変動するようですが、新規事業に関する部署は必ず中途採用(ヘッドハンティング含む)が行われています。従って、KDDIでは中途採用は珍しいものではありません。
とは言え、KDDIは非常に大きな会社なので、部署によっては中途社員や契約社員が全くいない部署もあります。そういった場合、中途採用者は外部から来た人間ということで、色々と不安を感じる方もおられるかもしれませんが、その点に不安を感じる必要はありません。KDDIは年間を通じて社内異動が頻繁に行われる上、組織も良く分からないくらいたくさんあり、加えて複数の会社が合併してきた歴史(2000年の第二電電、KDD、日本移動通信の3社合併など)がある会社なので、中途社員や契約社員が入っても、特段の違和感がないからです。中で働いている社員にとっては、人事異動で新しい人が配属されることと、中途採用者が配属されてくることは、感覚的には同じです。そして前述の通り、社内には温和な人が多いので、組織に溶け込むことは難しくないと思います。
但し、新卒でKDDIに入社した俗に言う「プロパー社員」と、契約社員からの正社員や中途採用者には、露骨な昇進の壁がありますので、特に中途で入社される方は、入社時のポジション、地位にはこだわった方が良いでしょう。入社後はなかなか昇進できないようです。私の知り合いのキャリア採用者は、面接で人事担当者から「プロパー社員の2倍働かないと、なかなか認められない」とはっきり言われたそうです。また、管理職である課長への昇格は、中途入社の場合は狭き門になっているようです。