『○○さんにとって、「仕事」とは何でしょうか。ご説明頂けますか。』
KDDIに入社すれば定例的に「KDDIフィロソフィ」という名の研修(勉強会)が待っています。研修の内容に関して、ここで詳しくは書きませんが、これは旧DDI(第二電電株式会社)の設立会社である京セラ株式会社(今もKDDIの大株主)及び創業者である稲盛和夫氏の影響を大きく受けた内容となっており、働く姿勢や意義について深く考えさせられます。したがって、面接においても「あなたにとって仕事とは何か」という趣旨の質問をどこかで受けることとなるでしょう。
もちろんご自身の職業観を話せば良いのですが、やはり面接の場においては「フィロソフィ」に近い考え方を持った学生が好まれることは間違いないと思います。つまり、「お金のために働きます」などとは、本心で思っていても言ってはいけません。事前に「KDDIフィロソフィ」には目を通しておいた方が無難だと思います。→ホームページ★
<あなたにとって仕事とは何ですか(例文)>
『私にとって仕事とは、金銭的な報酬を得るための手段であることはもちろんですが、それ以上に、自分自身の成長に繋がるものであると考えています。仕事は自分一人で完結するものが少なく、人間関係を築くコミュニケーション力が必要となりますし、複雑な業務を克服する精神力やひとつのことをやり続ける忍耐力、こうした力が仕事を通じて高めていけると思います。また、それらを克服したときの達成感、他人に感謝される喜びは、お金をもらうという責任を負った仕事を通じなければ味わえないと思っています。』
・稲盛和夫氏について
なお、必須ではないですが、もし時間があるのであれば、京セラ創業者である稲盛和夫氏の「生き方」や「働き方」は読んでおいた方が良いかもしれません。面接では、稲盛氏が著書で第二電電(現KDDI)を設立した際、「動機善なりや、私心なかりしか」と自らに問いかけ、参入の決断をしたエピソードに感動したと語る学生もいました。
日本を代表する実業家の一人である稲盛氏の代表著書を読むことは、KDDIや京セラグループで働かずとも参考になる部分は多く、読んで損はないと思います(私も内定してから入社までの間に読みました)。ただ、あまりに「あちら側」に入れ込みすぎると、だんだん京セラの方に魂が惹かれていくので注意が必要です(笑)
次のようなサイトでも稲盛和夫氏の考え方を知ることはできるので、可能な限り読んでおきましょう。→稲盛和夫「仕事とは」(就職ジャーナル)